完全にネジ山をつぶしてしまった憎っくき六角穴付ボルト(6mm)。
ボルトの頭に溝を切り、ショックドライバーで叩きまくっても回らない。

そこで、
ドリルでボルトの直径を超える径の穴をあけてしまう。または、ボルトの頭ごと削りきってやろうと、10mmのドリル歯を購入。

だが、ステンレス製の六角穴付ボルトはとっても厄介。
軟弱(といっても結構体格はいい)Webディレクターの力では、ドリルの歯が噛んでくれない。目一杯体重をかけても滑ってしまう。

計画では10mmの穴あけが出来れば、そのままボルトの頭を貫通して外れるはずだった(図のように)
仕方なく、8mmのドリル歯を購入するも結果は同じ。少し削れた気もするが、結局滑ってしまう。
更に6mmを購入。これは少しだけ削る事が出来(既に4.6mmのドリルで穴あけ済)穴の拡大に成功。拡大した穴に8mmのドリル歯で再挑戦するも、やはり滑ってしまう。

ドリル歯(ステンレス用)の説明書に書いてあったが、ステンレスという素材は、力をかけるほど硬くなる性質があるらしく、削りカスが出ない=力が足りないということらしい。特に6mm以上の穴あけにはかなりの力を要するらしく、出来れば旋盤を使用してくださいとのこと。

ドリルでは無理だということで、父より借りたサンダーでボルトを削り落とす事を決意。
これを躊躇していたのは、慣れない道具で若干ビビってたのに加え、アンダーガードを削らず(傷つけずに)にボルトの頭を落とす事が不可能だったため。

火花を散らし、角度を変えながら少しずつボルトの頭を落とす。
アンダーガードへの傷は最小限に留め、何とかボルト頭は削り落とした。
が動きそうも無い・・あれ?まだダメか?とマイナスドライバーでボルト下のスプリングワッシャーを小突くとまわった!

取れた!!!

ようやくアンダーガードを台座から外す事が出来た。
あとは、台座に残ったボルト部分を回し抜くだけ。
すんなり回るかと思ったら、これが少して手こずる。
結構固着してしまっていたが、金ノコで溝を切った上で、CRCを十分に吹き替え、1時間ほどしてマイナスドライバーで回したらすんなり外れた。

半年以上悩まされ続けた(といっても毎週末何かしていた訳ではない)六角穴付ボルト(6mm)との格闘に勝利!

ドリルの騒音でまだ耳がキーンと鳴ってる。