ここ半年ぐらい、愛車の六角穴付ボルト(六角レンチで締めるボルト)と格闘している。
(半年とは言っても天気のよい週末の気の向いた時だけだけど・・・)
昨年(2010年)1月にメンテに出した際に余程硬く締められたのか、以前は簡単に緩める事が出来たこの6mmの六角穴付ボルトがどうしても外せなくなった。
愛車は、このボルトでアンダーガードが取り付けられており、外せないとオイル交換が出来ない。

このボルトを緩める為に、いくつも工具を買い増して来た。
ロック角レンチ数種、貫通ドライバー、六角タイプのソケットレンチ数種に変換アダプターの類い数種、ドリルの歯や、各種取り替えビットなどなど。
実家に戻って、父親から電動ドリルやサンダー、ハンマーでたたくタイプのインパクトドライバーなども借りてきた。

既に6mmの六角レンチでは完全になめてしまっている。7mmの六角レンチ叩き込もう試みるがはうまく叩き込めない。貫通ドライバーも同じ。
というのもジャッキアップした程度の隙間では叩き込むだけの十分な力も出せない。

次に試したのは、ドリルでボルトの頭にに穴をあけて逆タップでゆるめる方法。
でもこれがアッサリとタップ自体が折れてしまう始末。

次はボルトに鉄ノコで切り込みを入れて、幅広のマナナスドライバー(ハンマーでたたくタイプのインパクト)で回してみようというもの。
でもやはり、ジャッキアップした程度の隙間では十分な力で叩けなくて断念。
幅広ビット自体をレンチで回そうとしたものの、鉄ノコで入れた程度の制度の低い切り込みでは力をかけると滑ってしまい失敗。
また、そんな狭い隙間でサンダーを使う勇気もわかず、いったん途方に暮れる。

そこでふと思い至ったのが、アンダーガードを止めている土台そのものから外してしまおうというもの。
車体下、左右の牽引フックの間に頑丈なパイプ状のモノ(これが土台)を通し両端を、(ココでも出た!)六角穴付ボルト10mmで固定されており、これを外せば、土台ごとアンダーガードが外せる。
ただ、左側は絶望的なほどに錆び付いており、最初は六角レンチすら差し込めない状態。
ボルトとワッシャーの類いはサビで完全に一体化して見える。
金ヤスリでヒドいサビをざっと落とし、サビ落とし剤&ワイヤーブラシでゴシゴシと数週間(天気に恵まれなかった事もあり、次作業をしようと思ったときはまたサビだらけになっている)
ここでまた工具購入。ソケットレンチタイプの10mmの六角レンチ。
よりしっかりしたタイプのラチェットハンドルも改めて購入。

左右のうち右側は手回しでも意外ととすんなりと回った。でも左は到底回りそうもなく、無理に力を加えるとまたナメる事になりそうな状態。
そこで以前別件で購入していた電動インパクト、日立のWH22が初登場。
60kgf・mのかなり強力なタイプ。

でもこれを使うにはバンパーを外さなければならず、ヘッドライト外したり、何だかんだとめんどくさい。

何とかバンパーも外し、CRCを対象のボルトに回りにたっぷりと吹き付け、いざ勝負。
バリバリバリと激しい音が響き、無理かなっと思った瞬間回った!
やった!!勝った!!!

日が暮れ始めていたので急いで、現状復帰に取りかかる。
ここで、アンダーガードの土台を止めている別のボルトも発見。これはバンパーを外さないと絶対に見えない位置にあり、バンパーを外す手間を掛けた甲斐があった。

実際まだアンダーガード自体は外してないけど、もう問題ないだろう。
あとは外した後で、完全になめてしまった6mmの六角穴付ボルトをどう処理するかが課題。

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